公立と私立、保育士にとって働きやすい保育園はどちら?

  • 保育園の種類

    保育士とは、保育園などで子どもを預かって、遊びやお世話などをするために必要な資格で、近年では核家族の増加や共働きの増加に伴って、保育園などでの需要が高まっています。
    保育士になるためには、専門学校や短期大学で2年間学んだ後、試験を受けて免許を取得することが必要です。
    働く場所の一つとして保育園がありますが、その種類は公立・私立があります。
    それらの一番の違いは、その運営団体にあり、公立が自治体であることに対して、私立は自治体以外の社会福祉法人、NPO法人、学校法人、企業など様々な団体があります。
    私立はお金が高いと思われがちですが、国の基準で定められているため、公立も私立も基本的な利用料金は変わりません。
    私立保育園の特徴は、独特の教育を受けられることにあり、たとえば、運営団体がキリスト教であれば、礼拝があり、お寺が運営団体だと、座禅を行うこともあります。
    その他にも私立保育園は、バスでの送り迎えや、夜間保育が充実していたり、英会話、音楽、スイミングなど特殊な教育を行っていたりするところも多くあります。
    一方、公立保育園は、自治体が運営しているという安心感があります。

  • 保育園の働きやすさはどうか?

    保育園には、公立・私立とありますが、働きやすさを考える上では、いくつか考慮する点があります。
    まずは、公立保育園ですが、保育士同士に連携が良いことが多く、女性が多いため、出産、育児に伴う休暇や、子どもの突然の病気などにも理解があるため、比較的働きやすい環境といえるでしょう。
    しかし、行事や普段の保育に変化を求めることは難しく、現状維持が良いと考える人が多いことも特徴としてあげられます。
    また、時間には厳しく、基本的には毎日がノー残業デーであることが多いです。
    一方、私立保育園は、比較的男性も多く、行事や保育に変化をつけているところもあり、運動を積極的に取り入れたり、遊びにも工夫をしたりしています。
    しかし、研修や、勉強会も多く、サービス残業をすることも多いです。
    公立・私立のどちらも良いところ、悪いところがあるので、自分の生活スタイルを考慮して選択する必要があります。